検証環境
OS : Windows7 64bit Pro SP1
RAM : 12.0GB
CPU : Intel Corei7 920 2.67GHz
セキュリティソフト等の常駐ソフトをオフにして計測。
我が家の転送速度はこんな感じ。ブラウザはChrome 14.0.835.202 を使用
31MBのpdfファイルを同期用クライアントソフト、ブラウザからの直接アップロード(ダウンロード)を3回程試した平均値を計測結果としてみた。
周知の通りDropBoxやSugarSyncは同じハッシュ値のファイルがサーバに既に存在する場合にはインターネット経由のアップロードを行わずに、サーバ内でシェアされるので幸運なケース(?)では一瞬でアップロードが終わったりする。あと、自分しか所有していないデータを削除した後でもバックアップが残っている場合はやっぱりネット越しのアップロードは行われないみたい。内部動作は調べてないから知らない。
で、結果。SugarSyncさん・・・
グラフにしなくても一目瞭然。圧倒的に高速なのがGoogle。資本力 = インフラの充実なのが顕著で地獄の沙汰も金次第な感じである。
今回は検証していないけれど、Googleドキュメントにファイルをアップロードすると接続時間が経過するにつれて確保する帯域が増えるのか4MB/秒くらいの速度になることもある。
今回つかったファイルは31MBなのでそんな速度になる前にアップが終わってしまった。
ただし、アップできるファイルは1GB以下という地味に痛い制約がある。HD画質で撮影した動画のバックアップとかには向かない感じ。
で、やはりというかなんというか悲惨なのがSugarSync。課金して30GBを使ってるんだけど余裕でやめたくなるレベル。時間帯や混雑具合によるとはいえたった31MBのファイル1個アップするのに5分以上かかったりするとやる気なくす。当然ダウンロードもダントツで遅い。モバイル専用かってくらい遅い。3Gだろうが10Gbps回線だろうが同じ転送速度になりそう。
とりあえず同期されてればいいやって用途なら良いのかも知れん。
DropBoxはバカでかいファイルを同期しまくったりしなければ我慢できる範囲かと。
続いてお値段比較。各社から提供されている容量プランが異なるので見ずらい比較になってしまったけどこんな感じ。
それぞれ1年契約した時の費用を容量毎にまとめてみた。図にあるとおり1ドル78円で計算してみた。括弧内は1GBあたりの単価。
容量単価でもGoogleさん圧勝である。購入したストレージはGmail等、Googleの他のサービスでも共有して使いまわせるあたりも熱い。
というわけで、速度と費用で単純に比較してみると比較する余地がない結果になってしまった。
ただ、冒頭にも書いたとおりそれぞれ特徴が異なるので単純にGoogle最強!とはいかないのでそれぞれ使い分けてたりする。
自分が一番メインで使いそうな用途のサービスにだけ課金してあとは無料版で済ませるってのがいいんじゃないかなー。